【タイトル】
未来にむかって~(副校長から)春探し【本文】
今回のテーマは,「春探し」です。 2月18日は「雨水」でした。雨水は,「二十四節気」の第2番目です。「二十四節気」は1年を太陽の通り道(黄道)を24等分し,その位置に太陽が来る日に「立春」「雨水」「啓蟄」などの名称を当てたものです。従って,その年によって日が変わることがあり,今年の「立春」は2月3日でした。二十四節気の中で,よく知られているものが「夏至・冬至」の二至と「春分・秋分」の二分を合わせた「二至二分」です。夏至は,最も北寄りの日の出・日の入りとなり,南中高度が最も高く昼の時間が最長となります。反対に冬至は,最も南寄りからの日の出・日の入りとなり昼の時間が最短となります。その中間に当たる二分「春分・秋分」では,真東からの日の出,真西への日の入りとなります。このような変化が起こる理由は,黄道面に対して地軸が23.5度傾いているからで,この傾きがなければ一年中同じ気候となってしまいます。この微妙な傾きが四季の変化を生み出しています。前述した「立春」は,「冬至」と「春分」の中間に当たり,「雨水」は,春分に向けて暖かくなってきていると考えてよいと思います。 第4学年の理科では,「冬芽」という言葉を学習します。冬芽は,夏から秋にかけて作られ,越冬します。寒さや乾燥から身を守るため,冬芽は硬い鱗片に覆われています。生活科の学習では,「春探し」をしますが,春の気配を見つけること,つまり冬の寒さの中で春を感じることも大切です。その手がかりの1つが冬芽です。 さて,家の中が快適になり,自然も少なくなって季節の移ろいを感じることが少なくなってきました。緊急事態宣言下ではありますが,季節の変化に敏感になっていくことも大切だと考えています。【添付ファイル】
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