【タイトル】
こころとからだのひろば(スクールカウンセラーから)【本文】
今回のテーマは、「緊張(きんちょう)」です。 みなさんは、どういう時に「緊張」している自分に気付きますか? 発表をしなければならない時、自信がもてない活動を行う時など、人によって緊張しやすい場面は違います。 けれど、緊張している時には、体の筋肉(きんにく)が緊張している、ということは共通です。 そこで、筋肉の緊張を和(やわ)らげることで、こころも含む「緊張」をゆるめる、というアプローチがあります。 【手順】 1 目をつぶって、息を吸います。 2 全身に力を入れて、筋肉を緊張させます。 頭、首、肩、腕、手、胸、お腹、背中、お尻、ふともも、ふくらはぎ、足首、と体全体を緊張させます。 3 そのまましばらく息を止めます。 4 息を吐きます。同時に体中の力を抜きます。 5 体がリラックスした状態を感じながら、ゆっくり呼吸を続けます。 全身に力を入れることができない場面もあるかと思います。そういう場合は、ご自宅などでこの手順を行ってみて、力を抜く感覚、身体の緊張を緩(ゆる)める感覚を体験してみてください。 その感覚がつかめれば、以降は、手をぎゅっと握りしめた状態をしばらく続けてから一気に力を抜く、肩に力を入れてからストンと脱力する、など小さな動きでも代用できるようになります。 わざと過剰(かじょう)に力を入れて体を緊張させ、その力を抜くことでリラックスした感覚を体感する方法です。吸うことよりも吐くことを長めにした、ゆっくりとした呼吸とともに、お試しください。【添付ファイル】
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