【タイトル】
未来にむかって~(副校長から)11月号【本文】
今回のテーマは,「潜在能力」です。 こどもも大人も高い壁に直面したり,判断を迫られたりした時,自分にはできないと,挑む前に諦めてしまうことがあります。 大人は,これまでの経験から自分の能力の限界を理解している「つもり」になっており「自分には無理」と早めに諦めてしまうことがあります。 逆に,こどもは,自分の能力の全体像が分からないので「自分はきっとできない」と諦めてしまいます。しかし,ここで「大丈夫,きっとできるよ。」と背中を押してくれる人がいれば,「やってみよう。」と思えるようになります。その背中を押す役割を担うべき存在が大人であり,保護者の皆様と私たち教員です。特に,客観的にこどもを見ている教員には「きっとできる」という確信に近いものがあります。ただ,その子がもっている力・潜在能力は,本当は他者からは分かりません。それどころか,こども自身でも分かりません。先生は,勘のような感覚で確信をもった気になっていますが,それは,こどもの可能性を信じるという教員としての在り方が大きく影響しています。この子は,もっと力をもっているはずだ,眠っているだけだと考え,可能性を信じ,挑戦の後押しをしていきます。その子の「潜在能力」という可能性を信じ,原石の中に光るものを見出し,輝かせてあげることが,大人である保護者の皆様と教員の尊く重要な役割です。大人には,こどもの可能性を引き出す力が必要なのです。 さて,来る12月8~10日に音楽会を実施します。どの学年も,上手に合唱したり,合奏したりして,練習に取り組んでいますが,本番は,こどもの「潜在能力」という可能性を信じ,もてる力以上のものを出してほしいと願っています。保護者の皆様にも,練習への声掛けや練習に寄り添っていただけますよう,ご協力をお願い申し上げます。(12月号へ続く・・・) 副校長 齋藤 克人【添付ファイル】
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