【タイトル】

今日の不思議(ふしぎ)

【本文】

今日は雲(くも)一つない、青空が広がっています。 あんなに大きかった校庭の水たまりもすっかりなくなりました。 ある日、学校の帰りに、電車に乗って、本を読んでいると、なんだかとてもまぶしく感じました。(私は本が大好きで、通勤(つうきん)中はいつも読んでいます。) 前にすわっている人のスマートフォンのライトが点(つ)いていたのです。 その人は気付(づ)いていないようでした。 声をかけてもだいじょうぶかな?と思いながら、「スマホのライトが」と言って スマホをゆびさすと、その人はすぐスマホを見て、消(け)してくれました。 ああ、分かってくれてよかったと、本の世界(せかい)にもどりました。 次の駅(えき)に着(つ)きそうになると、その人が私に向けて「さっきはごめんなさい。」と言うように自分の顔の前で、片手でおがむようなゼスチャーをしました。 私は「いいですよ。気にしないでください。」という気持ちで 手のひらを見せて、おしとどめるような動作(どうさ)をしました。 その人はかるく頭を下げて、電車をおりていきました。 ほんの2・3秒(びょう)のみじかい時間で、言葉も出していないのに、思いが通じ合ったようで、 とても心が温(あたた)かくなりました。 私たちの身近(みぢか)には、声を出さないコミュニケーション(やりとり)の方法があります。 どんなものがあるのかな?  国によってちがうのかな? 知りたいな。 *密接(みっせつ)にならないように、近くでお話しすることをなるべくひかえられるとよいですね。 校長 青木 雄二


【添付ファイル】

image(晴れた校庭).jpeg

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