江東区立豊洲西小学校

文化庁の学校巡回公演事業として３・４年生を対象に、オペラ「てかがみ」を上演していただきました。

今回の公演では、児童の中から出演希望者を募り、子どもたちがオペラの一部のシーンに出演しました。
出演者は、休み時間に練習したり、ワークショップに参加しプロの指導を受けたりしました。
公演では、劇と音楽、素晴らしい歌に親しむことができました。
子どもたちが質の高い文化芸術を鑑賞・体験する貴重な機会となりました。

以下、物語の設定です。
舞台は2000年の日本。今日は亮子先生とジョン先生の結婚式です。教え子の子供たちもお祝いにかけつけますが、突然、結婚式の会場が火事になります。火事の炎を見た亮子先生のお父さんの勇一は、５歳の時に、お母さんを空襲の火事で見殺しにしてしまった悲しい出来事を思い出します。
　亮子先生はお父さんの苦しみに気付かなかったことを悔やみますが、自分のおばあさんが終戦の年（1945年）にジョン先生のおじいさんに手渡した手鏡が、巡り巡って、孫の手に戻ってきたことにとても感動し、人の心の優しさと平和の大切さを胸に刻み、ジョン先生と二人で新しい未来に向かうという内容のお話です。この物語を劇と音楽、そして素晴らしい歌で演じます。